刑事事件の被疑者逮捕は必須ではない | より善き未来のために
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刑事事件の被疑者逮捕は必須ではない

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191111-00000137-kyodonews-soci より一部掲載

 

東京・池袋で4月、車が暴走し母子が死亡した事故で、

 

警視庁が12日にも自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで、

 

運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(88)を

 

書類送検する方針を固めたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。<引用ここまで>

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

この痛ましい事故のことで、

 

ネット上では「上級国民だから逮捕されない」という書き込みが拡散され、

 

これがあたかも事実であるかのごとくに受け取った人も、多かったことでしょう。

 

このSNSの投稿者は

 

「この加害者は元通産相の官僚=上級国民だから逮捕されない」と主張しました。

 

 

日本には上級国民という言葉もありませんし、このような概念もありません。

 

それが、誰かひとりの書き込みによって、無いモノが有るモノのように独り歩きしていく様は、

 

何とも不気味で恐ろしくさえあります。

 

 

この書き込みをした人は日本語を良く知らない人で、

 

人間としても未成熟であることが分かります。

 

「元通産相の役人」というのもデマだったわけですが、

 

あなたはこの「元通産相の役人=上級国民だから逮捕されない」という説を信じましたか?

 

「そうかもしれない」「そうなんだ〜」と思った人は要注意です。

 

あなたは洗脳されやすい人で、依存体質だからです。

 

地に足が着いていないタイプで、いつも悩み事を抱えているタイプでしょうから、

 

ご自分の人生をイキイキと生きていきたいと望むなら、

 

一度立ち止まって、ご自分の在りようを振り返る必要があります。

 

 

 

この事故の加害者が怪我を負ったこともあって、

 

逮捕も書類送検もされないまま時間が経ってしまいました。

 

そのことに対するイライラ感も、この書き込みを信じさせた要因なのかもしれません。

 

今回も、書類送検=逮捕されずに書類が検察に送られています。

 

この「逮捕されない」ことが、「不正なのか」どうかを調べてみました。

 

結論から言えば、法律に則って取られた至極全うな処置でした。

 

 

*刑事事件の手続きにおいて、

 警察などの捜査機関が被疑者の身柄を拘束する逮捕は必ずしも必須ではない。

 

*実際は逮捕されることなく、在宅捜査で手続きが進むことが多い。

 

*「被疑者に逃亡のおそれがある場合」

 「被疑者が証拠隠滅する可能性がある場合」に逮捕状が請求され、

 裁判官が正当だと認めた時に逮捕状が発行される。

 

今回の加害者は、高齢で、しかも逃亡の恐れ、症候隠滅の恐れの無いケースと認められたため

 

逮捕されなかった、というのが正しい見方で、

 

このデマを書いた人とそれを拡散した人たちは、何も知らずに(それは良いとして)、

 

調べることもせずに、感情の赴くままにデマも広めていったことが分かります。

 

無責任にデマを拡散して、多くのひとを惑わせるのも罪ではないでしょうか。

 

SNSは手軽なツールであるがゆえに、

 

知らず知らずの内に簡単に罪を犯してしまう危険性があることを、

 

しっかりと肝に銘じたいものです。

 

 

<更新 11月12日>

今日の報道から、この加害者は退院後に目白署に出頭して、事情聴取に応じていたこと、

 

警察は、逮捕要件に当たる逃亡や証拠隠滅の恐れがないと判断し、

 

任意のまま捜査を進めてきたこと、

 

送検された書類には、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けたことが分かります。

 

 

今回のデマを拡散した人たちは、

 

胸骨を骨折して入院している状態でも、証拠隠滅の恐れが無くても、

 

無理やり逮捕状を取って、拘束するのが正当だと言うのでしょうか?

 

そういう社会を「恐怖社会」と言うのではないでしょうか?

 

この事故で何の罪もないお二人が亡くなっていることはあまりにも理不尽で、

 

その事に対する思いをどこかにぶつけたくなる気持ちは分かりますが、

 

だからこそ警察は、検察が書類を受理し、裁判で今回の過失に見合った罪を与えられるよう、

 

時間を掛けて緻密に捜査しなければならないのではありませんか?

 

 

デマを拡散した人たちは、社会の世論を誘導して捜査を妨害したとも言えるのですが、

 

それが分かっているのでしょうか?

 

被害に遭われた方を悼む気持ちから、感情的に非難するのは、

 

あまりにも無責任で未成熟な対応と言わざるを得ません。

 

 

最初の書き込み者は、

 

「国民を上級・下級」と分けるような概念がある社会で育ったのかもしれません。

 

だからと言って日本の法律も知らずに、この様な事を書き込む未成熟さと、

 

その真偽を調べもせずに後追い拡散した人々とメディアの行動は、

 

個人に向けられたら「暴力」です。

 

相手が、国家機関なら許されるのでしょうか?

 

このデマを信じなかったひとも、

 

この事例を反面教師として、よくよく自戒しなければなりません。

 

 

 

言葉は社会の状態を表しています。

 

日本語は他言語と比較すると、他者を罵倒する表現が緩やかで、語数も少ない言語です。

 

日本は古代より、そういう言葉を必要としない社会だったからです。

 

 

推古天皇期に聖徳太子が作った憲法十七条の冒頭に、

 

「和(やわらぎ)を以って貴きと為す」と書いてあることはご存知の方も多いでしょうが、

 

三番目にようやく、

 

「詔を承りては必ず謹(つつし)み、君をば天(あめ)とし、臣をば地(つち)とす」

 

という条が出てくることはご存知でしょうか?

 

三番目に、「君(すめらみこと)の言葉を謹んで聞きなさい」という言葉が出てくる。

 

天と地(あめとつち)というのは、上下を表すのではなく「一体」「一対」を表します。

 

天地(あめつち)の恵みを受けて育つから、「お米」は尊く、神事にも必須なのです。

 

二番目には、

 

「篤く三宝を敬え」との条が有りますが、

 

三宝とは仏(ほとけ)・法(のり)・僧(ほうし)のことです。

 

 

民を上下で分けるような概念がある国であれば、

 

第一条に「君には絶対に服従のこと」という条が定められるでしょう。

 

お互いに広く皆の意見を聴き、三宝を敬い、

 

その上で君と一体になり、詔があった時には謹んで聴くように。

 

そういう国柄(くにがら)が我が国・日本です。

 

日本武尊が熊襲を平定しヤマトに戻って、一番最初に天皇(すめらみこと)に奏上した言葉は、

 

「百姓(民)は無事です」でした。

 

仁徳天皇が、家々から煙が上がっていないのを見て、

 

民の暮らしが大変なことを察し、税を3年間止めたのは有名な話ですね。

 

最終的には天皇の御心で、税の停止は5年に延ばされましたが、

 

その間に宮の修繕もできずに雨漏りがしたり、庭も荒れ放題になってしまったのを、

 

見るに見かねた人々が、自ら申し出て修繕したのですよね。

 

そのようにお互いに思いやりながら、先人たちは日本という国を創ってきたのです。

 

「上級国民」という、人間を上と下に分けるような品性のかけらもない言葉が、

 

この一件によって、日本語として定着しないことを心から祈ります。

 

 

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