言葉狩りではありませんか?
ちょっと驚きました。
日本は何処へ向かっているのでしょう。
作家の岩井志麻子氏、収録番組で差別的発言 関テレ放送
6/18(火) 11:01配信
このタイトルを読んだら、とんでもない発言をしたと思うじゃないですか?
「差別的発言」って、いったい何を言ったのだろうと。
でも中身を読んだら、差別でも何でもなかった。
逆に「理解しているから」こそ、このような発言ができるのです。
馬鹿にしているわけでもない。
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関西テレビ(大阪市)のバラエティー番組「胸いっぱいサミット!」で、作家の岩井志麻子氏が韓国人の気質について「手首切るブスみたいなもの」とリストカットする女性にたとえる発言をしていたことがわかった。インターネット上などで差別発言として批判の声が上がっている。同社は放送の経緯や見解について「後ほど正式にコメントする」としている。
発言があったのは、5月18日の放送。生放送ではなく収録で、編集でカットされなかった。慰安婦問題に絡んで2月に上皇さま(当時は天皇陛下)に謝罪を求めた韓国国会の文喜相(ムンヒサン)議長をめぐる議論のなかで、進行役の漫才コンビ・ハイヒールのリンゴさんから「岩井さんは、ご主人が韓国の方ということで、韓国人気質というものは分かっている?」と問われ、岩井氏は「この間も言いましたけど、とにかく『手首切るブス』みたいなもんなんですよ。手首を切るブスという風に考えておけば、だいたい片付くんですよ」。スタジオで笑いが起きた。さらに「(韓国が)『来てくれなきゃ死んじゃうから、死んだらあんたのせいだから』って言って、中国とか北朝鮮は『死ねば』と言っちゃうけど、日本は『そんなこと言うなよ、お前のこと好きなんや』」と述べ、その後の発言は効果音で消されていた。
番組冒頭で岩井氏は「今日はなんでも言っていい日なんですよね、収録だから」と発言していた。(杢田光)
影山貴彦・同志社女子大教授(メディアエンターテインメント論)は「しゃべり手の責任がゼロとは言わないが、責任が重いのは編集せずに放送した関西テレビだ。バラエティーだから許されるだろう、といったダブルスタンダードもいい加減やめるべきで、作り手が鈍感すぎると思う。放送業界全体の問題として、対岸の火事ではなく、他山の石として考えてほしい。読売テレビの問題があったすぐの放送で、差別的な内容の放送が続いたことが怒りを通り越して、悲しい。読売テレビの問題のあと、その他の放送局が自分の番組を検証したケースはほとんど見られなかった。きちんと検証し、隠さずにつまびらかにすることで、メディアがいい方向に向かっていくことになるはずだ」と話した。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190618-00000022-asahi-soci
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岩井志摩子女史の発言は、言い得て妙です。
本当にこんな感じなのですから。とてもよく分析していらっしゃる。
彼女の発言の背景には「それぞれの在りようの違いを知って理解する」
「理解し合うために違いを知ることが重要だ」ということが有ると思いますよ。
志摩子女史は、そういう気質がダメだとは言っていない。
この発言の根底に、愛を感じませんか?
この「ブス」も、顔の事を指しているわけではないですね。
韓国人気質を、リストカットをする女性に例えたわけでもない。
ひとを脅かして情に訴えて、相手を自分の都合の良いようにコントロールしようとする、
その姑息さを「ブス」だと表現しているわけですから、差別でも何でも無い。
皆が皆同じように考えて、同じような価値観を持つなんて有り得ないことです。
文化が違えば、常識も違います。その違いを知ってこそ、理解し合える。
それがあたかも同じであるかのように考えることこそが、理解が足りなさすぎると思いませんか?
それが、偏向した考えでしょう。
志摩子女史が話しているのは「一般的な話」ですね。
個人の名前を出して、「○○さんは手首を切って男に縋るブスみたいなひと」と言ったら、
それこそが人格攻撃です。
そんな個人的なことをTVでは言えない(TV以外でも言わない方がいいけれど)。
TVで発言するなら、一般化した話しかできないんです。
>中国とか北朝鮮は『死ねば』と言っちゃうけど、
>日本は『そんなこと言うなよ、お前のこと好きなんや』」と
この発言は、現状をしっかりと把握していませんか?
「レーダー照射問題」に対して、結局日本側は無いものにしてしまった。
中国と北朝鮮なら全く違う対応をするというのは、誰でも分かっているはずです。
そういうことを彼女は言っているんです。
日本だけですよね。
領海侵犯されても、「日本の領海から出て行きなさい」とマイクで言うだけだったり、
それでも出て行かない船に対してのみ、放水して領海から追い出そうとするのは。
他の国なら、現に砲撃していますよね。
他の国は、「我が国の法を破ったら、きっちり罰を与える」という姿勢を明確にしている。
法を犯していなくても、拿捕して拘束したりしているではありませんか。
日本だけですよ、「何とか出て行ってください」とお願いしているのは。
志摩子女史は作家ですよね。
作家に比喩も許さないような息苦しい社会を、日本人は本当に望んでいるのでしょうか?
そのひとが何を言おうとしているのか聞こうともせずに、
言葉尻だけ捕まえて差別的発言だと糾弾する。
その奥に潜んでいることこそが、問題なのではありませんか?