お金が無いから貧しいのではない
「世界でもっとも貧しい大統領」と呼ばれた、ウルグアイの第40代大統領、
ホセ・ムヒカ氏(愛称エル・ペペ)のことを知っていますか?
本当は「もっとも貧しい」ではなく、「もっとも、豊かな心の持ち主」なのですが。
若い頃は過激な方法で国を変えようとしたエル・ペペは、
それが間違いだったことに気づき、政治の世界から変えていこうと自ら立ち上がり、
2010年に第40代ウルグアイ大統領になりました。
その時に公表した資産が、約18万円の車だけだったことに人々は驚きました。
大統領になってからも、給料の9割を社会福祉団体に寄付し続けた彼は、
世界中に、貧困とはお金が無いことではなく、孤独であることだと説きました。
世界を変えることを諦めてはいけない、とも。
「私は、日本では30%の若者しか投票に行かないと聞きました。
政治を放棄すれば、少数の人がそれをコントロールすることになるのです。
魔法が世界を変えてくれるなんて、思わないでください。
同じ考えを持つ者が共に行動することで、望みが叶うのです。」
「ハイパー消費社会は私たちを幸せにはしない。
私たちは幸せになる為に、地球に生まれてきたのだ」
「日本人は魂を失った」
貧しい時代に、ウルグアイで賢明に働いた、日本人の姿を知っているからこそ言える言葉だ。
エル・ペペは、どんな時でもネクタイを絞めなかった。
それは「私たちまで、イギリス紳士のようにネクタイを絞めなければならない。
それは世界に強制されたものだからだ。
日本人ですら、信用を得る為に着物を放棄しなければならなかった。
みんなネクタイを絞めて、変装しなければならなくなったんだ」
エル・ペペは、お金を得る為に、自分を殺して変装はしない。
ネクタイをしないことが、ハイパー消費社会を拒絶し、
ギリギリのお金しかなくても豊かに生きるという、彼の生きざまを象徴している。
自分は、仲間と共に、自分の道を生きる。
誰も傷つけず、自分も傷つけず。
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