
希望の党は希望が持てない党名
党の内実については、さまざまな方が仰っていますのでそちらに譲るとして、
ここでは「名前のエネルギー」について書きたいと思います。
全てのモノにエネルギーが宿っている。当たり前のことですね。
名前のエネルギーを構成する主たるものは、
命名者本人のエネルギーと、命名理由です。
命名者のエネルギーは皆さん自身にみて頂くとして、
ここでは「命名理由」から、この党のエネルギーをみていこうと思います。
党の代表者である小池百合子さんは党名発表の記者会見で、
「今、希望が足りない。だから私たちの党名を希望の党としました」と言いました。
この発想には、とんでもない問題を含んでいます。
「足りない」という否定的な想いから命名がスタートしている。
そういう意識で名前をつけられたモノには、その否定的なエネルギーを付加することになります。
この場合は希望の党ですね。
そうするとこの政党に参加した人も周囲の人も、いつもいつも
どこまで行っても「希望が無い」状態のままで生きていくことになります。
この党が日本の与党となった時には(まず無理なのですが)、
国民の中に、いつも希望を持てない空気が広がるので、不景気がずっと続くことになります。
党名発表直後に、さっそくそのエネルギーが動き始めました。
入党した人たちも、まったく希望が感じられず
不安だけを感じているのではないでしょうか。
多くの方々が、希望の党に入党したことを後悔し始めていると思います。
「都民ファーストの会」の議員2名が早々と離党届けを出したのも、
実は「希望の党」の否定的なエネルギーが後押ししたからなのです。
小池さんが希望の党を作らなければ、
この2名の離党は先延ばしになっていたことでしょう。
商品開発をして名前をつける時にも、
人々に喜ばれ役に立つようなポジティブな未来をイメージして、つけましょう。
我が子に名前をつける時のように。
