神さまの言葉を聴く | より善き未来のために
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神さまの言葉を聴く

 

 

 

「暑い、暑い!」と言っていたのに、

 

いつの間にか季節が秋になっていることを、

 

遊歩道に落ちていたどんぐりが教えてくれた。

 

今年も、どんぐりの季節がやってきた!

 

 

日本に四季があることで、私たちは多くの恵みを頂いている。

 

風鈴の音や鈴虫の鳴き声に季節を感じ、風情を感じる日本人独特の感性も、

 

四季があるからだろう。

 

 

先日、ベトナムの人に、

 

「日本人は、春が来たことを、頬をなでる風で感じる」と言ったら、

 

身をのけぞるようにして驚いていた。

 

 

彼が生まれ育ったベトナム南部には、雨季と乾季しかない。

 

だから、冬と春の境目に吹く、春の匂いを含んだ柔らかい風を彼は知らない。

 

四季のある国で育っていないので、

 

日本に5年住んでいても、季節の神様からの便りに気づけない。

 

 

「ダニが鳴いているね」と、彼が言った。

 

「ダニ?!」

 

「うん、秋になくムシ・・・」

 

「秋に鳴く虫・・・。すずむしのこと?」

 

 

「ダニがないている」という言葉に目を丸くしていた私を見て、

 

彼は大急ぎで辞書を調べた。

 

 

 

「あっ、セミ!」

 

 

そうか、春の訪れを頬で感じられなくても、

 

夏の終わりにセミが鳴いて、秋が来ることは知ってるんだな。

 

 

前者は感覚。感性を育むセンサー。

 

後者は知識。頭の世界。

 

繊細な感覚は、その世界で育つことによって育まれる。

 

和歌や短歌、俳句といった日本独特の文化は、四季が育てたものだろう。

 

短い言葉だからこそ、逆に広がる世界が観えてくる。

 

 

創作する側にも読む側にも、深い感性と知性が求められるのが、日本の文化だ。

 

それを想う時、いつもあるエピソードを思い出す。

 

日本文化に精通しているある外国人が、俳句を英語に翻訳しようとして行き詰った話。

 

 

彼の疑問は、松尾芭蕉の俳句に詠まれた「古池や 蛙飛び込む 水の音」の蛙は

 

いったい何匹なのだろう、ということだった。

 

英語では、少なくても一匹なのか数匹なのか、数を示さなければならない。

 

でも数を言った途端、芭蕉の世界観は壊れてしまう。

 

 

一匹のカエルが鳴いていた。

 

数匹のカエルが鳴いていた。

 

五匹のカエルが鳴いていた。

 

英語は、数に厳しい言語だ。

 

「あるカエルが鳴いていた」は成立するが、「カエルが鳴いていた」は成立しない。

 

 

日本語は「何匹の蛙」と言わなくても成立する言語だ。

 

縛りの無いところに、広がりが現れる。

 

どんな世界を観るかは「読み手の感性にまかされている」。

 

自由なのだ。

 

発信者と受信者とのコラボレーションで、世界が完成される。

 

神道の世界では、これを産霊(むすひ)と言う。三次元的にいえば結びである。

 

それは、全ての世界に共通している。

 

神界との交信も同じことだ。

 

 

神の御心を三次元に顕現させるには、私たち人間が不可欠だ。

 

神様が幾ら御稜威(みいつ)を発信されたとしても、

 

受信者が居なければどうにもならない。

 

そのアンテナを持っているのは、春の訪れを頬で感じられるひとだ。

 

今それができなくても、

 

日本で幼少期を過ごしたのであれば、いつか思い出すかもしれない。

 

神様の言葉を聴きたかったら、自由になることだ。

 

自分を縛っているものを手放して、自由になる。

 

そして、まっさらになる。

 

受信体に、色がついていてはいけない。

 

だから神前に出る時には、白い装束に身を包む。

 

自己を消せと言っているのではない。

 

自己を消したら、あなたが無くなってしまう。

 

それでは、ロボットと同じではないか。

 

自己を持ちつつ、自我を消す。

 

その境地に至れる者こそが、神の受信体となれるのだ

 

 

 

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