日本人は目覚めなければならない
前回は、先日の一般参賀での「日本人の姿」に感動したことについて書きました。
ですが一方で「神様からのメッセージ」にも気づかなければなりません。
古事記を読まれた方ならご存知でしょうが、自然現象は神です。
神様の御働(みはたら)きです。
古代の日本人が、「自然の中に神を見た」と言ってもよいかもしれません。
日本は、天照大御神様を戴く「日(陽)の国」です。
私たち国民はその末裔であり、皇室は私たちを代表しています。
皇室の皆様は天照大神様に守護されています。
陛下のご結婚の日にも、朝まで降り続いた雨が、
沿道パレードの直前に止み、空が晴れ渡ったことを覚えていらっしゃることでしょう。
即位礼正殿の儀の朝も、
前庭で行われる予定だった儀式が急遽中止になるほど雨が降っていましたが、
儀式が始まる直前に雨が止み、皇居の上に二重の虹がかかりました。
私のこれまでの経験でも、凍えるような寒い日でも、
陛下がお出ましになられる直前には雲が割れ、
太陽がさんさんと降り注ぎ、その場は陽光に包まれます。
冬用のコートなど着ていられなくなるほどの、陽(ひ)の氣に包まれます。
ですが、今回はどうだったでしょうか。
天照様は、最後までお姿を現されませんでした。
「陛下の誕生日の日」、にです。
このメッセージを、皆さんは受け止めたでしょうか?
日本人は目覚めなければなりません。
急がなければなりません。
3割のひとで善いのです。
3割のひとが目覚めることができれば、日本は変わることができる。
そうでなければ、日本はしばらくの間、あの降り続く冷たい雨に打たれるような、
苦難の道を歩まなければなりません。
政治家が悪いとか、あれこれ言うひとも居るでしょうが、
その政治家を選んだのは私たちです。
私達の過去の在りようが、そして私たちの集合意識が、
今の日本を創ったことに気づかなければなりません。
奇跡のような積み重ねの上に、この世に生を受けたことに感謝の想いを抱かず、
あれが駄目だ、これが足りないと自分をバッシングし、他者をバッシングしてきた。
あなたは、この地球を愛で満たしたことがありますか?
これからは一筋縄ではいかない時代が続くことを陛下が喝破され、
その時代を「愛とハーモニーで満たされた時代にします」と詔(みことのり)されたのが、
「令和」という元号に込められた意味であることは、平成時代の最後にお伝えしました。
ご結婚の日の朝、そして即位礼正殿の儀が執り行われるとりわけ重要な朝に、
私たちが天照大御神様から頂いた「日の神による雨に託した」メッセージを、
殆どのひとが気づかない。
私たちは、これまでの自分の在りようを反省し、それを真摯にお詫びし、
この日本に縁を頂戴したことに、
衷心からの感謝を捧げられるようでなければなりません。
それが唯一、日本を再生させる道であり、世界の平和を構築する道です。
日本の底力を、あなたの底力を見せて欲しいと思います。
全ての事象を成長の糧とし、我が身の在りようをお詫びする。
そして我が身を愛の波動で包んで癒し、その波動で他者を包む。
それこそが「日本人の在りよう」です。
だからこそ、地球に「日本人」が必要なのです。